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漢幸雄生涯学習係長さんでございます。
よろしくお願いいたします。
それでは、大体20分くらいをめどにこれから事例発表をいただきたいと存じますが、なお、ご質問等につきましては第2幕でまとめていろいろとお願いを申し上げ、そのご質問からさらにいろいろな討論の方向へと発展させてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、最初に會津風雅堂でいろいろ活躍していらっしゃいます会津若松文化振興財団の大竹一弘さんに事例発表をいただきたいと存じます。なお、資料につきましては、30ぺ一ジに「地域住民参加型の事業について」ということでございますのでお願いをいたします。

 

○大竹 
ただいまご紹介に預かりました會津風雅堂の大竹と申します。こういう席はなれておりませんのでお聞き苦しいところがあるとは思いますが、大目に見てください。
會津風雅堂は、福島県会津若松市の鶴ケ城という白虎隊で有名な観光地のお城を中心にしました「会津若松市文化ゾーン整備構造」という企画の一環としてつくられました。古い市民会館はあったんですが、これはできた当時は東洋一とか言われていたらしいんですけれども、今ではもう全国で2番目に悪いホールだという評判になってきたらしいので、その老朽化に伴ってつくったということもあります。
ホールの概要を決める懇親会を開きまして、会津若松市出身の佐藤慶さんとか、そういう実際に舞台を使う役者さんですとか、ホールに携わっていらっしゃいますいろいろな専門家の方の意見を聞きました。うちのホールの隣に、喜多方プラザ文化センターというホールがありまして、そちらはクラシック音楽などの音楽ものが中心でしたので、うちの方は一応舞台中心のホールにしようという話になりました。奥行きを短くして幅を広げるとかありまして、1000席ぐらいのホールがベストだと判断され、そういう形で計画は進みましたが、どこの市でも町でもあると思うんですけれども、上からの圧力がありまして、結局、コンベンションホールという形で、2000席ぐらいは必要だという声が上がり、最終的にはその中間みたいな形で、1階が1152席、2階が600席の大ホールだけという形に落ちつきました。その際に、2階の600席を走行式のスライディングウオール方式の音響の可変装置を使って仕切ることによって、中ホール、1000席ぐらいのホールにも対応できるという構造にはしました。
市の市民会館を管理して、自主事業を行うことが条件に財団が認められまして、平成5

 

 

 

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